雅楽瑞鳳会
ユネスコ世界無形文化遺産 世界最古のオーケストラ

アジアの総合芸術として世界が注目する雅楽はユネスコ無形文化遺産
その魅力と見どころ、聴きどころを大公開!
メンバー編成▶︎ 基本編成7名 ほかスタッフ (予算により増減可能)
[使用楽器] 笙、篳篥、龍笛、高麗笛、鞨鼓、楽太鼓、鉦鼓
N.Y.カーネギーホールでも絶賛 世界最古の音楽文化財
本公演は、鑑賞や楽器の紹介解説はもちろん、体験コーナーや歴史的なお話も含めて、音楽以外の国語、社会、創作、身体表現など、教科横断的な幅広い視点から、雅楽の魅力を多面的なアプローチで紹介します。
日本が世界に誇る芸術である雅楽についての学習、体験の機会を持つことは、国際化社会の一員として極めて重要ではないでしょうか。
この会場参加型でインタラクティブな公演を通じて、雅楽はおもしろいものだということを理解して頂きたいと願っています。
お話は、三田徳明(学習院大学・放送大学・昭和女子大学講師)。
プログラム例(約 90 分)
- 入場楽曲「胡飲酒破」
古代ベトナム伝来の、お酒にまつわる軽快な曲 - 雅楽解説、楽器紹介
- 越殿楽
ポピュラーな曲が持つ意外な一面 - 体験コーナー「越殿楽今様」
雅楽器の伴奏で楽師と観客が一緒に歌い、それに合わせて舞人が舞う。
平安王朝の「遊び」を体験することによって雅楽を身近に感じよう - 八多羅拍子「抜頭」
古代・林邑国(現在のベトナム)から輸入された楽曲。
小気味よく打たれる打楽器のリズムに、雅楽のイメージも一変するのでは?
< 休 憩 > - 高麗楽「納曽利急」
平安時代に頻繁に舞われた舞楽「納曽利」の第二楽章。
枕草子や源氏物語には「落蹲(らくそん)」の呼び名で描かれており、当時から人気の曲であったことが窺われる - 舞楽体験コーナー
事前に選ればれた生徒さん5~6名が舞台に上がり、平安期の舞の基本動作を体験 - 舞楽「納曾利」(なそり)
古代朝鮮半島から伝来し、日本で伝承されてきた高麗楽の代表曲。別名を双龍舞といい、雌雄2匹の龍が楽しげに遊ぶ様を舞にしたものといわれる。平安時代には相撲や競馬等、左右に分かれての勝負の際、右方の勝者を祝って奏することが多くあった。今回のように一人で舞う場合は特に「落蹲(らくそん)」と言い、この呼称で『枕草子』に取り上げられていることからも、納曽利が当時人気の演目であったことが窺われる。
監修: 生涯学習音楽指導員 重本昌信
プロフィール

主席・三田徳明
東京生まれ。学習院大学卒・同大学院修了。
9歳より雅楽を学ぶ。中学校在学時より安倍季昌氏に師事。
代々京都で御所に仕えてきた京都方楽家・安倍家の篳篥と右舞を修める一方、左舞を安斎省吾氏に師事。
学習院高等科在学中より演奏活動を始める。
昭和63年「都民芸術フェスティバル」で舞楽『蘭陵王』を舞う。
平成元年、国立劇場の依頼を受け、東京楽所の一員として同劇場主催公演で舞楽『納曽利』を舞う。
平成5年、瑞穂雅楽会を率いてタイ大使館での雅楽公演。同年「アジア民族芸能際in石垣島」
平成7年、ニューヨーク・カーネギーホールで『蘭陵王』『納曽利』上演。
また「雅楽に親しむ」シリーズなどのレクチャーコンサートを各地の劇場・音楽ホール・教育機関で実施。
近年は、雅楽を「アジアの総合芸術」と捉える立場からアジア里探(Return)プロジェクトを推進。中国国立中国藝術研究院や韓国国立韓國藝術綜合大学の研究者と共に、アジアへの雅楽里帰り運動を推進している。
【経歴】
学習院高等科講師、東京藝術大学講師、韓国藝術綜合大学招聘講師、韓国藝術綜合大学招聘教授、ソウル国際舞踊コンクールVIP、ソウル国際舞踊コンクール民族舞踊部門審査員などを歴任。
現在、三田徳明雅樂研究會代表、雅樂瑞鳳會主席、雅楽中央研修所教授。雅楽Office Noriaki代表。
放送大学非常勤講師、学習院大学文学部非常勤講師、学習院生涯学習センター講師、昭和女子大学非常勤講師。
於玉稲荷神社・八剱神社・細田神社 禰宜。
NHK文化センター講師、よみうり日本テレビ文化センター講師。
比較舞踊学会理事、古事記学会会員、全日本郷土芸能協会会員。