ガムラン音楽と舞踊
数少ない本格ガムラン楽団、ランバンサリがアジアの響きで癒してくれます
生徒と一緒にガムランの曲を演奏するコーナーも人気
ガムランの音楽と舞踊
世界の民族音楽の中でも、コミュニケーションの音楽であるガムランは特に人気があり、教育素材としても注目されています。
古代アジアの青銅器文明から生まれたガムラン音楽は、青銅と竹でできた楽器と、独特な音階と音律、リズムを持っており、最初の曲が始まった瞬間、会場は不思議な雰囲気に包まれます。
学校に居ながらにしての異文化体験で日本文化のルーツに思いを馳せて下さい。
ランバンサリ プロフィール
- 1976年 東京芸術大学の小泉文夫教授のガムラン講座を母体として結成
- 1985年 芸大を離れて本格的な演奏活動を始める
大学での研究演奏、国際交流公演、インドネシア公演と幅広く活躍 - 2002年 ソウル公演「日韓文化交流事業~ジャワのガムランと舞踊」を行う
- 2004年 結成20周年特別記念公演「青銅音曲Ⅵ」を開催
テレビ朝日「タモリ倶楽部」「題名のない音楽会21」に出演 - 2006年 日本テレビ「ぶらり途中下車の旅」に出演
ケンタッキーフライドチキンCM音楽担当 - 2008年 日本・インドネシア友好50周年記念事業公演「青銅音曲X~ジャワの影絵とガムラン」開催
インドネシアを代表するダラン(人形遣い)プルポ・アスモロ氏を招聘 - 2010年 インドネシア公演「ソロ国際舞台芸術フェスティバル」に出演
マレーシア公演「トレンガヌ国際ガムランフェスティバル」に出演 - 2013年 CD「浜松市楽器博物館コレクションシリーズ44ジャワ・ガムラン~インドネシア中部ジャワ青銅打楽器の輝き~」発売
- 2015年 結成30周年記念特別公演「マンクヌガラン王宮のガムランと舞踊」開催(インドネシア大使館後援)
- 2018年 テレビ朝日「題名のない音楽会」に出演し、全国から注目を集める
現在、レクチャーコンサート、学校音楽鑑賞会の分野にも活動を広げ、その活動は、教育誌などで紹介され、注目を集めている。
功績が認められ、インドネシア大使より感謝状が授与された。
プログラム例(約90分)
- 儀式曲「チョロバレン」
ジャワの王宮の様々な儀式で演奏される、力強い曲です。
ゴング族の楽器と太鼓で演奏されます - ジャワ舞踊「ラントヨ」
ジャワの宮廷舞踊の基本的な型を組み合わせた踊りです。
王家の子女のたしなみとして、また精神を鍛錬するために踊られます - 古典曲「サプ・ジャガ」
タイトルは「世界を清める」という意味。
青銅製打楽器の輝かしい音色が際だつ曲 - ガムラン楽器体験コーナー
ガムランの小さな形式の曲のしくみを紹介しつつ、生徒さん10人にガムランの演奏にチャレンジしていただきます。
曲目は、「リチリチ」(「雨がパラパラ」という意味)を演奏します
< 休憩 >
- 古典曲「ウィルジュン」
ジャワの代表的な古典曲。タイトルは「つつがなく」の意味。
その場に居合わせるすべての人々の幸福を願って、結婚式などの祝いの席で最初に演奏されます - 現代曲「スワラ・スリン」
タイトルは「笛の音」の意味。ジャワのポップスのリズムを取り入れた、 軽快なリズムに乗って演奏される楽しい歌です - インドネシア民謡「ラササヤン」
インドネシアのみならず、日本でも知られている曲。
タイトルは「いとおしい」という意味。
本来は西洋楽器で演奏される曲ですが、ガムラン用にアレンジしたバージョンで演奏します - ジャワ舞踊「ガンビョン・パンクル」
元は民衆の間で豊穣祈願のために踊られていましたが、後に王宮に取り入れられ洗練されたスタイルの舞踊に昇華しました。
女性の美しい仕草が太鼓のリズムと一体となって表現されます。
会場のみなさんにも、ジャワ舞踊の独特な仕草を体験して頂きます
監修:生涯学習音楽指導員 重本昌信
[メンバー構成] 10名前後(踊りを含む) ほかスタッフ