東京シンフォニック管弦楽団
オーケストラ音楽を楽しむには、数十名以上の編成が必要だと言われてきましたが、果たしてそうでしょうか。ハイドン、モーツァルト時代の宮廷管弦楽団は10人前後の楽団も多く、それでも十分に交響曲などを鑑賞していたそうです。そこに着目して当楽団が開発した小編成版は、編曲をすべて改訂して作曲家の意図を損なうことなく作品を再現することに成功しています。予算規模に応じて構成するため、中~大編成版も可能です。これによってオーケストラ普及のための公演機会が多くなれば、文化振興にも大いに貢献することができます。
楽団のプロフィール
1985年、「全国の子供達に生の音楽の感動を!」をテーマに新進気鋭の音楽家を中心に設立された。以来、佐野直樹を主宰とし、当初の目的を全国展開し各地で好評を得てきた。普及活動には特に力を注いでおり、2009年から2011年の3年間、鳥取県内小学校巡回公演を展開し、音楽教育に多大な功績を残した。一般公演では、合唱団との共演など、様々な企画公演を手がけて好評を得ている。
指揮者のプロフィール
佐野直樹
1983年東京音楽大学卒業後、NHKオーディション合格。国内外で活躍した後、1985年より当楽団を主宰し、数々の公演を企画。青少年への演奏指導でも評価が高く、江戸川女子中学高等学校を吹奏楽コンクール全国大会に導き、NHKホールでの第九、サントリーホールでは「第20回父と娘の第九」を成功させた。2013年同校オーケストラを全国大会第2位に導くなど大きな功績を残した。東京都高等学校吹奏楽連盟理事。
プログラム例(約90分)
- 歌劇「フィガロの結婚」序曲/モーツァルト
- ハンガリア舞曲第5番/ブラームス
- スラブ舞曲第10番 ホ短調/ドボルザーク
- 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 間奏曲/マスカーニ
- 楽器の紹介 G線上のアリア ほか
- 映画「ハウルの動く城」より 人生のメリーゴーランド
- 指揮者体験コーナー
生徒さん2~3名にオーケストラを指揮してもらいます - 美しく青きドナウ/J.シュトラウス
- 交響詩フィンランディア/シベリウス
監修:生涯学習音楽指導員 重本昌信
[メンバー構成] 20名程度から50名以上の大編成まで予算に合わせて構成